建設業の新分野進出

2008年4月30日
 ここ数年、建設業の新分野への進出が、テーマとして頻繁に取り上げられています。
 実際に私への相談数も、業種割合で見ると非常に高くなっています。
 その理由の多くが公共事業の削減に端を発しているわけですが、進出分野としては、@リフォーム関連分野、A環境ビジネス関連分野、B農業関連分野、C福祉関連分野、Dその他などにわけることができるでしょうか。
 これらの新分野進出先の選定にあたっては、やはり既存事業からのノウハウや人脈を生かせる分野の選択が多いようです。
 新分野への進出の動機が前述の通りですから、私が関与した企業でも、どの企業もかなり危機感を持って取り組んでいるようですが、素晴らしい計画を立てたにも拘らず、中には実施計画通り進まず苦戦している企業も見受けられます。
 その理由の一つとしてすべてのケースに該当するわけではありませんが、建設業特有の受注産業ゆえの企業体質からの脱却が上手く図れないケースが見受けられます。
 新分野市場では個人市場が対象となるケースも多く、自らが主体的に市場を創造する気概・取り組みなくしての成功はあり得ず、これまでの受注産業であることから来る、事業への受身体質の変革を本気で取り組まない限り、絵に描いた餅になってしまいます。 
 建設業の新分野進出にあたっては、トップを始めとした徹底した全社員の意識改革はもちろん、実行に至らしめる行動改革プログラムを新規事業の取り組みと並行させて実施することが重要テーマであると感じています。